2012年8月26日日曜日

十勝センチュリーラン 2012

十勝センチュリーラン。昨年はいのみちおさんと一緒の先頭集団で走るも、気温30℃という苛酷な環境の中、芽登坂、それから国道を左折した後の130km地点で脚が攣り、先頭集団から千切れてしまった大会である。

今年の予想最高気温は25℃、昨年の経験を踏まえ補給にも気を配り、何とか先頭集団ゴールを果たしたい。

スタート地点の十勝川温泉着はスタート1時間前。すでに多くの参加者が集まっている。その中で一際目立っていたのは室蘭・釧路を拠点とするチームリミッツ!O森さんやK保さんはじめ多数の皆さんが参加。遠くからはるばる来ていただき有り難い。

スタートは第8グループ、8時38分。
流しながら1分後スタートの滝口さんを待ち、巡航に入る。途中、加藤さんと合流し、知らない方を合わせ5名くらいで池田を目指す。

池田市街で何名か加わり、集団は約10名。しかし、皆さん、ローテーに加わる意思はない様子。センチュリーは色々な目的で走っているから仕方がない。

第1チェックポイント幾千世に到着。
昨年に比べ元気。補給だけ済ませすぐ出発する。滝口さんも前半は抑えると言うし、知らない方2名は引かないので、流れるようなローテーというわけにはいかない。ペースが乱れるのも面倒なのでL3の練習のつもりで190-200wくらいを目標に延々と引く。

留真温泉を過ぎたあたりから、追いつく前方集団もそれなりのペースで走っており、追い越す際に自分たちの集団に加わってくる。TBPのS々木さん、N-WINS M浦さん、KBC御崎さんともこの間合流。集団はいつの間にか15人くらいに膨れる。

第2チェックポイント本別。
先行していたN-WINSちから!さん、画伯さんと合流。昨年は長時間の休憩をとった第2チェックポイントも今回は補給を取っただけで出発。今年はなかなか調子が良い。

役者も揃ったところで、そろそろパワーセーブしていかないと完走が危うい。集団は若干の入れ替えもあり、多くがローテーに参加。次の目標は106km地点芽登坂。念を入れて2本目のCCDジェルを一気に流し込む。

ちから!さんが先頭で芽登坂に入る。真後ろに滝口さん、滝口さんを挟んでM浦さんと自分。M浦さんがちから!さんの前にぐーっと出ていく。集団の協調も大事だが、昨年、脚が攣ったこの坂だけは今年はパワフルに走りたい。三浦さんに続き240wで回す。頂上で振り返るとやはり5人くらいに絞られている。

第3チェックポイントで合流。
ここで、先頭2名に追い付き先頭となる。国道から左折し緩やかな下り区間に入る。残り39km。しかし、前半、頑張りすぎたのがたたり、それほどパワーが出ていないのに足が重い。先頭に出たその時。来ましたピッキーン。先頭を引くこと1秒で後退。

しかし、致命的ではなく、後ろに下がり3本目のCCDジェルを流し込む。下りでペースが上がっているので、前車から少しでも離れると辛さが大きく増す。引き終わった後、後ろに付くのが辛い。これはマズイ兆候。

そんな中、M浦さんは集団最後尾まで下がらない。前方でローテーを重ねる。K藤さんの走りも安定している。皆、余裕なのか。自分は長時間引けない。申し訳ないけどすぐ交代。先頭集団は9人に絞られている。

いよいよ残り2.5km。先頭の滝口さんが下がり自分の番になったとき、N-WINSの3名がアタック!反応できない。センチュリーだし、まあいいかと思ったら。K藤さんともう1名が反応。今度は後ろに付く。

その後、ゴール前の信号につかまり、今年のセンチュリーは終了。153kmでタイムは4時間48分くらいだと思う。分かってはいるが長距離はペースが重要だ。

(今日の補給)
手持ち:ウィダーインゼリー1本、CCDジェル3本、CCDドリンク2本
CP1:バナナ1本、スポーツドリンク
CP2:バナナ1本、六花亭 大平原1個、水
CP3:ソフトクリーム、はちみつ水

2012年8月19日日曜日

ツール・ド・北海道 試走

以下、フェイスブックより転記

ツール・ド・北海道Aコース107kmの振り返り。
当麻町役場をスタート、踏切りを越え4km地点あたりから約5kmの上り。勾配3%程度だが狭くて路面が悪い。長沼を思わせる下りは要注意。

その後、キトウシ公園手前の16km地点、32km地点の志比内にちょっとした上り。51km地点、中宇第一会館から5%1kmの上り。下ったところでまた少し上る。アップダウンの繰り返しで結構疲労。

次は核心部、白金の上り。しかし上り口までの路面状態が良くない。69km地点、右にカーブして本格的な上りが始まる。勾配は7%くらいだが路面が悪く10%くらいに感じる。上部は勾配が緩くなったと思ったらまた上る。精神的に堪える。

その後の下り基調でほっとしたのもつかの間、89km地点、93km地点ファームズ千代田でまた上り。試走では既に走る気力はなくダラダラと上る。

疲労困憊の99km地点、目の前に急峻な丘が広がる。丘の向こう側に出なければならいが、本当にこの丘を越えろというのか。地図にはない牧場内を横切る8%400m上りを止まりそうな速度で上る。

白金は間違いなく勝負どころとなるが、ここで力を使い果たすと、後半のアップダウンがかなりきつい。しかも、この日は気温30度でボトル4本を消費。ツールまでには涼しくなるとはいえ難しいレースになりそうだ。

2012年8月5日日曜日

第3回 ニセコHANAZONOヒルクライム

今日はニセコHANAZONOヒルクライム。この日のために冬から準備してきた目標の大会である。このことはあえて周囲には言わないできたつもりだったが、会場で会う人合う人に「狙っているんでしょ」と言われる。なぜ分かるんだろう。

スタート前、いのみちおさん、よっしさんなどを話をしているとあっという間にスタート3分前。エリートの後ろに続いてS2がスタートする。倶知安市街から農業高校前までは例年通りパレードスタート。今年は農業高校前に計測マットが敷かれており、ここから個々の選手のタイムが計測される。

農業高校前を通過しリアルスタート。エリートが引く集団のペースはゆっくり目で後ろから数名のS2、S3が上がってゆく。同じクラスの選手があまりたくさん上がってゆくと後で厄介だが、人数はそう多くはなくここは静観。エリートを含む集団20-30番手、S2では5番手くらいの位置をキープし最初の緩斜面区間を進む。

順調に展開していた2.8km地点、シャリンシャリンという音とともに急にペダルが軽くなる。足元を見ると何とチェーンがアウターリングの外に落ちてクランクに引っかかっている。あぁ・・・。やってしまった。軽量化とはいえ、やっぱりフロントディレーラーなんて外すんじゃなかった。

後ろに迷惑がかからないように手を上げて路肩の草にバイクを停める。チェーンの復旧を試みるが手が震えているせいか入らない。焦る。チェーンと格闘する頭上を150名の集団の走行音が通り過ぎる。3回目のトライで復旧して顔を上げると、あたりは静かな山の中。集団の姿は見えず。この間30秒。あぁ、終わった・・・。

ここからは個人TTのつもりでとにかく行くしかない。2分しか持続しない400wで追う。500mくらい進んで左にカーブすると、200mくらい先に集団の尻尾が見える。ちょうど勾配が上がるところである。集団に復帰できるかも。

ここからは全力の追い上げ。集団といっても落ちてきている選手なので、後ろに付いていては前に追いつくことはできない。かまわず次々パスしてゆく。5km地点の長い直線と緩い下りで、はるか彼方に集団先頭が見える。集団前方復帰はまずムリ。

自分の位置は先頭と最後尾の半分くらいの位置だろうか。ここまで随分脚を使ってきたので、そろそろゴールまでのペース配分も考えなければならない。このあたりから250wくらいの一定パワーを意識する。勾配のゆるい区間もパワーを緩めずエアロポジションで最大限を速度を稼ぐ。

ワイスホテルの下、7km地点。S3が多いがS2もちらほら。このあたりも周囲の選手はまだ自分との速度差がある。前方にいるであろうS2選手に少しでも近づくため、目の前の選手をパスしてゆく。

8km地点のワイスホテルを過ぎたあたりから急に辛くなる。徐々にパワー低下。ここで概ねペースの合うS3選手5-6名、S2選手2名の集団と一緒になる。中には朝、miki-teaさんに紹介いただいたlimitsのO森さん(ゴールまでナベちゃんだと思い込んでいたが)。O森さんは時折前に出て積極的にペースを作る。ペースの合う集団ではあったが、やはり集団内で休む気にはなれない。結果的に集団を引く格好となり、さらに前を追う。

道が狭くなり、最初の激坂を260w、シッティングだけで通過。前後の選手はまばら。2つめの勾配のきついヘアピンも通過。ゴールまで予想時間はあと8分。もうペースアップする力は残っていないが一定ペースなら維持できる。その後もポツポツと何人か選手をかわしてゴール。

36分55秒、9位/32人。自分がS2でひそかにライバル視している いのみちおさんは5位、毎回安定して上位に入っているのはさすがである。追いつくことが出来なくて残念。

今回の結果は、リスキーな選択をした自分の未熟さが原因。高い授業料だったが良い勉強となった。