2010年7月21日水曜日

ツール・ド・十勝 ロードレース(詳報)

TTの疲れも癒えないまま午後のロードレースへ。

18.8kmという短距離は序盤からハイペースになることが予想される。
また、45名以上の集団では、落車、中切れの危険回避が必要。
良いスタートをきることに越したことはない。早めにアップし1番に並ぶ。

ここで、隣の選手に声を掛けられる。地元のOさんだ。
後ろ側には、これまた地元のMさん。
道内のレースに十勝から出ている選手はそう多くはないので
地元選手と直接知り合えるのはとてもうれしいことだ。

さて、レースは順調にスタートを切る。
集団のペースが遅ければ、最初から逃げを打とうと思ったが、
微妙なペース。結局前方に位置取りしながら様子見。

集団は外から前方に上がってくる選手がいるものの比較的落ち着いた状態。
このままスプリントになったらつまらない。

1周目(たぶん)
最終コーナーのアウト側で落車。
直接絡まなかったがアウト側のラインがふさがれている。
コースを外れて草地へ逃れる。
ここで千切れたらたまらない。周りの選手と懸命に追う。

2周目
また、集団が落ち着く。
さすがに最終周はペースが上がるだろう。
逃げを打つなら今だ。
残り2周に入る手前で誘い逃げを打つ(せこい)。

チラッと後ろを見たら追う気配なく、ちょっと複雑な気持ち。
牽制というよりも、追う必要なしと見られた雰囲気。

はい、おとなしく集団に戻ります。

3周目
急にペースが落ち、早くも牽制ムード。やはり、集団スプリントの展開か。
最終コーナー・イン側を小さく回ると、後輪から石を踏んだような衝撃、

さらに、ガリッという異音と同時に後輪が暴れ馬のように跳ね上げられる。
万事休す。

と思ったら、前輪のグリップを残したまま、なんとか後輪を着地させることに成功する。
回りから、「ナイス着地!」との声が飛ぶ。
喜んでる場合じゃないよ。

最終周
第1ヘアピンを越えたあたりから集団の速度が増す。
最終ヘアピンで集団は一列になるはず。
ここを前方で抜けるには、
トンネル前の直線で前方に出ておくことが必要だ。
作戦通りトンネル前で前に出る。

高速になった集団の反対サイドで激しい落車。
選手がそのまま道路の上を滑ってゆくのが見える。

最終ヘアピン前の堤防上、激しい位置取りがあると思ったが、
2番手で最終ヘアピンに。

前には1人。残りは900mもある。たのむ!目一杯引いてくれ。
前の選手が懸命に踏んでいる。
が、残り500mで失速。

同時に後ろから1名がアタック。
反応するが、さらに、7名くらいのグループが後ろから飛び出す。
その中に恵庭レーシングSさんの姿も見える。
残り400m。前のグループも失速するはず。

よし、勝負だ。
スプリントを掛けている前方のグループを追う。

前の選手が迫ってくる。完全に失速している。
残り200m。渾身のスプリントをかける。

先にスプリントをかけたグループの中に飛び込む形でゴール。
結果5位。

1位を取れなかったという意味では残念だが、
これまでの最高順位。
最終周の位置取りが生んだ結果と受け止めたい。

最大心拍数。これまた、これまで最高190を更新し、
なんと198。体が壊れなくて良かった。

(走行データ)
十勝川 4.7km×4周 18.8km
心拍数 平均181/最大198
ケイデンス 平均97/最大121
平均速度 40.90km/h(主催者発表)
最高速度 53.3km/h

2 件のコメント:

  1. ツール十勝でネットサーフィンしていたら、見つけました。同じクラスで走っていたものです。

    Vコーナーを最後に曲がったときには3番手につけてました。しかし、その前にずっと先頭交代をしていたことで足にへたっていて失速。レースの難しさを知りました。

    お互いがんばりましょう!次回レースのときにわかったら声をかけてください!

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  2. コメントありがとうございます!最終コーナーで私の後ろに付けていたのですね。渋滞に巻き込まれるよりはいいですが、なかなか上手くいかないものですね。

    落車の多いレースだったので、無事ゴール出来てよかったです。

    今後、見かけたら声を掛けさせていただきますね。私は、
    モエレTT、ニセコも出場予定です。

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