2011年9月21日水曜日

ツール・ド・北海道市民レース 2日目 ロードレース

2日目のロードレース。
昨年に続き今年も予報は雨。ストレスの高い気の抜けないレースになりそうだ。

夕張に宿泊していたので少し早めに8時くらいにスタート地点の平和運動公園入り。
駐車場の車はまばらだが、大学生久保田君とサポート役の滝口さんの姿。
久保田君には十勝センチュリー、ツール試走と最近ちぎられ続けているので今日こそは負けたくない。

しばらくしてゴールの江別運動公園からやってきた選手送迎バスが到着。続々と選手が集まってくる。そして予報どおりの雨も。恵庭レーシングのSさんも到着。今回、Sさんは特にモチベーションが高い。レースを始めたときからのライバルだが一緒に流れを作る動きができればと期待が高まる。
レースが動くとすれば長沼スキー場。ここで先頭集団を形成したいところだ。

雨が強くスタートはパレード走行。
先導車の速度が上がりリアルスタートとなる。一気に集団が水しぶきに包まれる。トンネルには10番手くらいで入る。ここは3年前も通っているが、思ったよりも暗くてアイウエアに付いた水滴で視界が悪く緊張が高まる。下りでも前方をキープするが、大量の水しぶきが目と口に入り込み、ほとんどプールの中を泳いでいるようだ。中央ラインよりに位置取りし不測の事態に備える。集団の中盤や後方はさぞかしストレスがたまっただろうと思う。

平坦になってからは後ろからどんどん選手がでてくるのでポジションを下げすぎないように注意を払う。継立を右折しアップダウン区間では道外選手の動きが良い。集団は大きく各クラスは混ざり合っている。

水郷公園を過ぎ、長沼スキー場に備えて下げすぎたポジションを回復する。

スキー場前の平坦区間、ペースが上がり集団が長く伸びている。自分は20~30番手くらいだろうか。この先の直線の登りは先頭で入らなければならないと考えていたが、先頭と自分との間に少し距離があることが分かり動揺する。直線の登りに入り、先頭との距離の短縮を試みる。ここで足を使う。スキー場に入り10%登り。先頭がどんどん登ってゆく。自分は足にきておりペースが上がらない。なんとかKOMを通過し、細く急勾配の下りを慎重に下る。そして直線に入り視界が開ける。何と先頭集団は下り終えすでに巡航に入っている。やってしまった・・・。

先頭集団の後ろを、ちぎれた選手何名かが単独で追いつこうと必死に追っているが距離は詰まらない。千切るつもりが千切られた格好になってしまったが、こうなったからには追うしかない。必死で追っている選手に声をかけ8名ほどの追走グループを形成。その中にはSさんの姿もある。ペースを上げるにはとにかく8名の意思疎通が重要だ。均等に回していくように小まめに声をかける。Sさんも声を出し8名をまとめようとしてくれる。が、みんな動揺しているせいか、不慣れなのかうまく回らない。とにかく牽くペースが落ちたことに気づいていない選手に声をかけ、励ましながら前を追う。

そうこうしているうちに、牽く選手が、自分、Sさん、S5の選手の3名に絞られてきた。このあたりが一番辛い。前方に見える選手が少しずつ近づき、残り10kmで捉える。しかしそれは先頭グループから千切れた選手数名であった。

もはや順位は分からないが、1秒でも早くゴールすること、それを目指して回し続ける。
最後はそれぞれスプリント、ほとんど団子でゴールイン。ゴール後はSさんと函館から来たというS5の選手とガッチリ握手。結果は伴わなかったが、そんな中でも最後まで足を緩めず、協力しながらの追走はある意味ロードレースらしくて、充実したレースであった。こうしたレースが味わえるのも道内のレースではツールド北海道ぐらいかもしれない。

1時間43分19秒 中級者S3クラスで22位。昨年のS4クラス7位よりも上をと考えていたが、思ったよりも厳しい結果だった。反省点は多々ある。力不足はもちろんだが、一時、先頭を視界から外したことが大きかったと思う。

7 件のコメント:

  1. お久しぶりです。

    様子が目に浮かぶようです。レースは展開次第で天国から地獄に落ちますからね。難しいですよね。今回のツールは関東に来て半年経っていない中での北海道参戦は見送りました。来年は出たいですね。

    こちらも遅まきながら関東レースにデビュー始しました。暖かいので冬にもウィンターロードなるものがあるそうで、オフは無??

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  2. お疲れさまでした。レースは速いだけじゃダメなんですね・・
    レースに出なければ強くなれないですね。レース感を鍛えつつ体も鍛えなきゃ勝てませんね。 
    早くレースに出なければダメですね・・

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  3. izuminekoyanさん>
    お久しぶりです。
    昨年一緒に戦ってきたizumiさんがいないレースはさびしいものですよ。

    そちらのレースはレベルが高そうです。今回は道外選手にはずいぶんやられてしまいましたが、来年はぜひizumiさんにも出ていただき、レースをかき回してくださいね。

    kyoubeiさん>
    何とかケガもせず、帰ってきました。
    私もたいした経験があるわけではありませんが、レースごとに色々な反省がありますね。

    kyoubeiさんがセンチュリーで見せた走力はレースでも十分上位を狙えるものだと思います。私たちの練習会は雪が積もるまで続きますので今度ぜひご一緒に!

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  4. いしいさん、お疲れ様でした。
    今回も総合では石井さんに追い着くことができませんでした。まだまだいしいさんとの距離を感じました。さすがチャンピオンには穴がありません!

    このオフシーズンはダイエットを5回くらいやって(禁煙ですか?)来シーズンの激坂に備えたいと思います。

    札幌市民体育大会がんばってください!

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  5. >Miki-Teaさん

    何をおっしゃいますか。
    今回はあまりいいところがなく反省しきりです。
    Miki-teaさんはじめライバルの存在がモチベーションの源ですので、来年もよろしくお願いしますね!

    しかし、Miki-Teaさんのロケットダッシュ、いまだに夢に出てきますよ。

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  6. いしいさん

    お疲れ様でした。

    私は場所取りに失敗して(毎回ですが)後ろで
    もたもたしているうちに先頭は遙か先になってしましました。

    懲りずに来年も出ようと思いますので、そのうち練習会に
    誘って下さいね。

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  7. >KAZUさん

    厳しいレースでしたね。
    大量にDNFが出る中、上位でのゴールは素晴らしいと思います。

    初出場とのことですが、KAZUさんもすっかりロードレース、ツール・ド・北海道の魅力に取り付かれてしまいましたね。練習会お誘いしますね。

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