2010年5月30日日曜日

チャレンジ・ツール・ド・北海道in大滝

初めての大滝ロードに出場した。
前泊したが予想通り前の晩は眠れず。
朝のアップも心拍高め。

S-4は3周。
クリートもめずらしく、パチンとはまり、まずまずのスタート。
序盤から予想以上のハイペースで集団が進む。
1周目は無理をしないつもりだったが、だからといってマイペースというわけにもいかない。
心拍計を見ると、いきなりATを超えている。
P2からさらに勾配がきつくなる。
10%くらいはあるだろうか。

めまぐるしく勾配が変わり、ルートラボでの下調べがほとんど役に立たない。
先頭はかなりのペースで引いている。
かなり実力のある選手であることが分かる。
先頭を視界から外さないようくらいつく。

そのうち、ばらばらと選手がバラけてゆき、単独での4番となる。
前の選手を懸命に追うが、少しずつ距離が離れてゆく。

頂上を超え、下りでの追撃を試みるが、いつの間にか後ろから一人合流。
P9を超え、はじめての激坂下り区間に入る。
狭く、滑りやすい路面に緊張するが、無理をしなければ大丈夫。

2周目
心拍は相変わらずATを超えている。
3周目まで持つのか。
登り区間に入ったところで、後ろからダンシングで2名ほど飛び出してくる。
一人はLクラスのトップY選手だ。
力を溜めたい2周目にこれだけペースを上げられるのはすごい。
さらに、後方に何人かが付いてきている様子。

P2を超えたところでその二人のペースも落ち着いてくる。
心拍は完全無酸素領域。
周りの選手の息遣いもかなり苦しそう。

頂上を越えると、上位クラスから落ちてきた選手がグループに加わる。
3週目に備え、下り区間ではできるだけ心拍を落ち着かせる。
周りの選手もそのつもりのようだ。

P9手前、先頭を引いていた私の後方から、3名が飛び出す。
上位クラスの選手が続く。私はやや出遅れ、そのままP9の激坂区間に。
そのことが運命を分けることに・・・。

上位クラスの選手の下りが異常に遅く、前方の3名からどんどん
千切れてゆく。
ここで離されたらもう追いつけないかもしれない。

前の選手に声を掛け、コーナー手前で前に出ようと試みる。
そのとたん、後輪がロック、スライド。止まらない。
立て直すも、さらにコーナー。さらにスライド。
まずい!落車を覚悟。
「バン!」と破裂音。

落車は免れたものの、バーストで初めてのDNF。

大滝に向けて準備してきただけに悔しい思いでいっぱいだが、
結局は、いろんな意味で自分が未熟だったということ。

怪我がなかったこと、他の選手を巻き込まなかったのは幸いだった。
P9に前方で入れなかったのも力不足。
タイヤの空気圧も下りを考えると、高すぎたのかもしれない。

ただし、ほとんど未知の世界の大滝だったが、貴重なデータも取ることができた。
このデータは練習に役立つと思う。
来年も大滝でレースが開催されることを期待したい。

(簡易GPSデータより)
          1周目         2周目
      スプリット 区間   スプリット  区間
      分-km/h 分-km/h  分-km/h  分-km/h
スタート 0.0 -           0.0 -
 P2   5.2-24.2 5.2-24.2    5.9-21.4 5.9-21.4
 頂上 12.6-20.5 7.4-17.9  14.1-18.3 8.2-16.2
 P7  19.3-27.1 6.7-39.7  20.6-35.4 6.5-40.6
 P9  22.7-28.5 3.5-36.3  23.8-27.3 3.2-39.4
 P11 23.8-28.8 1.0-34.8  24.9-27.5 1.1-31.8
スタート 25.0-29.3 1.2-38.4  リタイヤ



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