2010年9月21日火曜日

ツール・ド・北海道市民レース(2日目 ロードレース)

楽しい楽しいロードレース。
このために、冬の室内トレも含めて1年間やってきたといってもいいくらい。
シーズンで一番華やかで楽しいレースだと思う。

初参加の一昨年は、脚切り回避が目標だった。結果57位。
昨年は、先頭集団でゴール。仕掛けるもスプリントで差されまくり10位。
今年は、5位以内に食い込むのが目標だ。

スタート地点の支笏湖畔、今日は余裕をもって8:40分頃に現地入り。
ゆっくりと準備にかかる。
ポイントランキングのライバル、恵庭レーシングのSさんとしばし談笑。

スタート前、隣の選手と会話。
ゼッケンを見ると、本日、マークすべき選手の一人と目していたT選手!
大滝3位の登りに強い人だ。しかも平地でも必ずスプリントに絡んでくる。 少し雑談。

いよいよスタート。
最初の1kmは全クラスが一斉にスタートするパレード走行だ。
集団が落ち着かないので、この間はいつも緊張する。
この日も落車があったようだ。
いよいよリアルスタート。集団の速度が上がる。

曲がりくねって雨に濡れた湖畔の道を集団が進む。
ポロピナイまで約7kmの平坦区間で、
できるだけ前に上がりたいが狭い道に選手がびっちりと密集しており全然前に上がれない。
勝負はポロピナイからの登り。ここで無理は禁物だ。

登り区間手前から一気に前方に上がる。
疲れない(はずの)ダンシングを入れながら登ってゆく。
S-4クラスの選手が5名くらい前方にいる。
何とか後ろに付きたいが、すでにオーバーペース気味。
失速しないギリギリのところで先頭集団を視界に入れながら第2集団で登ってゆく。
後方からきたT選手が一気に第2集団前方に上がってくる。さすが登りに強い。

12名くらいの先頭集団が少しずつ離れてゆく。万事休す。
自分のペースを守ることにする。

1回目の頂上までが恐ろしく長く感じる。
苦しい。サドルから腰を上げることもできない。
できるだけ顔を上げて全身で酸素を取り入れる。
周りに4人くらいいるだけで、後ろに気配は感じられない。
集団はばらばらになったようだ。

何とか金山覆道を超え下りに入る。
後ろから選手が追い付き、まとまった第2集団が形成されてくる。
ウエット路面の急な下り。
車間を空け、慎重に慎重に下る。

右に折れ、恵庭に向けた約30kmの緩やかな下り区間に入る。
後ろからもどんどん選手が出てくる。その中にizumiさんの姿も確認。
先頭でローテーションが始まる。
私は、集団の10番手くらいに位置。
この位置では、なかなか引く順番が回ってこない(言い訳!)が、
私も2度ほど先頭交代に参加する。

残り20km。
左ふくらはぎが攣りそうな気配。
だましだまし進むが、だんだん酷くなる。
ダメモトでパワージェルを流し込む。

先頭はizumiさん、Tさんほか数名が牽いている。
第2集団をリードする果敢な走りだ。

恵庭市街。
パンク、落車に気をつけながら、荒れた路面を進む。
残り2km、位置取りと牽制が同時に始まる。
見るからにスプリンター、平坦レースで必ず表彰台に絡むO選手が集団の中にいる。
この選手とのスプリントは厳しいかもしれない。

恵庭駐屯地のゲートを通過。
前方にはO選手ほか5~6名。
残り250mあたりでO選手が先に仕掛ける。
すぐに追うが、既に10mくらいの差がついている。

腰を上げ、最近覚えた回すスプリントで追う。
いい感じで回る!O選手の背中が近づく。
3mくらいまで詰めたが及ばずゴール。
1時間22分39秒 7位。

結局、先頭集団が10名くらいでゴール、
2分30秒遅れで私がいた20名の第2集団
さらに1分30秒遅れで30名の第3集団
それぞれの集団の間に小グループが形成される展開だったようだ。

とにかく今回は、自分の成績よりも、
ゴール直前まで先頭を牽いてきた選手たちに
心から敬意を表したいと思うレースだった。

(走行データ)
心拍数 平均/最大 170/189
ケイデンス 平均/最大 93/116

5 件のコメント:

  1. 後ろを振り向く余裕はなかったのですが、先頭の引きが少し遅い感じがしたので少しがんばってみました(笑)

    どうもスプリントをする筋肉がないようです。練習しないとまた集団の中に埋まりますね。

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  2. おじゃまします.
    しっかりとレース展開に参加して,7位ゲットは素晴らしいと思います.スプリントはタイミングが難しいですよね.
    走りながらメンツを確認しておくのが一番いいかと思いますが,いしいさんはしっかりチェックしながら走っておられますね.
    うちは,レースに家族が来たことはないですよ~.

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  3. 続けて失礼します.
    年代も一緒なら,自転車始めたのも同時期なんですね.しかも十勝で勝手に親近感を持たせてもらっています.
    自分のふるさとにこのようなお知り合いができてうれしいです.どうぞよろしくお願いいたします.

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  4. 仕事のやりくり、おつかれさまです。
    しっかしロードで7位とはすごいですね。

    先日ショップの走行会で一緒になったKさんも、いしいさんのモチベーションの高さを褒めてましたよ^^

    そんな私はまったり富良野一泊ツーリングで遊んできました^^みんなとゆっくりまったり走るのも楽しいもんだなと思いました。

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  5. izumiさん
    今回、要注意選手リストをハンドルに貼ってました。
    もちろんizumiさんも入っていましたよ!
    それにしても、トップの人たちとの間にはもう1枚壁がありますよね。私もオフ中、筋力強化に励みます。

    いのみちおさん
    コメントありがとうございます!
    周りの状況、できるだけ把握するようにしていますが、
    登りでは意識がなく、集団の下りでは追突が怖くてなかなか振り返ることができません。もっと周りが見えたら、違った走りができると思うんですけどね。

    私も、1年以上前から「幸せの黄色い自転車」の読者で勝手に親近感持たせてもらっています。
    毎年昇格、優勝経験もありという姿が、同年代の私にとってかなりのモチベーションになっています。
    こちらこそ、ぜひぜひよろしくおねがいします。

    うまかつさん
    怪我だけが心配でしたが、何とか無事帰ってきました。
    来年も家族の顔色を伺いつつがんばります。
    うまかつさんも、いよいよブルベの400kmですね。
    これまた、いろんなドラマがありそうです。
    私には想像すらできない距離ですが、がんばってくださいね。

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