今日は十勝センチュリーラン。
ロードをはじめてから、イベントはレースしか参加したことがなく
センチュリーランは初めての参加。
先頭はかなりのペースで走るようで、走り方によってはそれなりの覚悟が必要だ。
自分は、先頭集団でゴールすること、もしくは、5時間で走ることを目標とした。
スタート前、エタップ帰りの
いのみちおさんやkyoubeiさんと少しお話。
スタート順は8時36分。最初のグループのスタートから6分後だ。
同じグループには練習仲間の滝口さん。
とにかく、経験豊かなこの人に付いていかなければならない。
スタート直後、アップ程度のペースで進むと思いきや、滝口さんが先頭で飛ばす・・・。
しかも、何かばたつくと思ったらヘルメットのストラップが締まっていない。
ストラップを締め、何とか前に追いつき3名で前走者を追う。
巡航速度は38~40km/h、次々と前走者を抜くのは気持ちが良いが
このペースでは160kmもたないかも・・・。
池田町の交差点で待っていてくれた
ちから!さんに追いつく。
さらに進むといのみちおさんの姿。
市街地を抜けペースが上がるとグループを形成する面子が大体決まってきた。
滝口さん、ちから!さん、いのみちおさん、自分とあと2名くらい。
しかし、滝口さんの様子がおかしい。さっき止まったときにハチに刺されたらしい。
滝口さんは後方待機。
アップダウンの道を、ちから!さん、いのみちおさん、自分の3名で引く。
(
いのみちおさんが撮影してくれた動画)
十弗を左折し、28km地点、4%、2kmの登りが現れる。
先頭で入るが登りのペースが上がらない。
と思ったら、いのみちおさんがペースアップし30mくらい差をつける。
さすがクライマー。モチベーションが高い。
頂上を通過し、下り基調の道を進みながら35km地点の第1チェックポイントへ向かう。
水とバナナの補給を受けすぐに出発。
第2チェックポイントは80km。上り基調で少し距離があるのでここからが大変。
トレインは5名、ちから!さん、いのみちおさん、東京の前野さん、滝口さんと自分。
人数は少ないが意思疎通は十分。調子が悪い滝口さんを除く4名でまわす。
自分の場合、引く時間は約2分。
4人だとすぐ順番が回ってくるので、これ以上は疲労が一気に蓄積しそうな感じ。ギリギリの時間だ。
この区間で5名くらいのグループを一気に抜き、トップに立つ。
比較的開けた、淡々とした道を進み何とか第2チェックポイントに到着。
第2チェックポイントでの補給は、六花亭のどら焼。
とうきびも勧められたが、とてもじゃないが消化器に負担がかかるものはちょっとムリ。
距離はまだ半分。ここからは本番だ。
芽登坂の登りに備え、ジェルを流し込んでおく。
ここで、
自転車くるくるの小島さんと練習仲間の大学生、久保田君が到着。
一方で滝口さんは戦線離脱。単独でのゴールを目指す。
グループは児島さんと久保田君を加え、6名に増強。第3チェックポイントを目指す。
6名だと引く回数が少なくなり、比較の上では楽と言えるのだが、何せ、足を緩めることなく100km近く走っているので辛いことに変わりはない。
しかし、トレインは芽登坂に向け、わずかな上り基調の道を35~37km/hで進む。
確実に足に来ている。少し気分も悪くなってきた。
芽登坂では確実に大変な状況になることが予想される。
105km地点。問題の芽登坂。4%の登りが3km続く。
入ってすぐ、右太ももが痙攣。ペースを上げられない。
予想通り、いのみちおさんが重いギヤをゆっくり回しながら前に出る。ちから!さん、小島さん、久保田君が続く。
自分は付いていけず、前野さんも足が攣り後方へ。
軽いギヤを回しながら、攣らないように自分のペースを作る。
前方では、小島さんと久保田君が脱落。
先頭は、いのみちおさんとちから!さんの2人に絞られている。
100km超えたところでも力を出せるところがすごい!
自分の大きな課題だ。
何とか上りきり、111km地点、第3チェックポイントに到着。やっと追いつく。
到着後、地面に足を付いたところで、ハムストと太もも内側が激しく痙攣。
こんなに激しい痙攣は初めてだ。
ソフトクリーム、手持ちの補給食、水をあおり、何とか落ち着かせる。
この後は、平坦・下り基調。集団から千切れなければゴールできるはず。
再び6名と、練習でチェックポイントまで来ていた御崎さんを加えてスタート。
しばらく進むと、前方には低い前傾姿勢の見慣れた後ろ姿。
あら、ブライアンではないですか!これは強力な助っ人。
ちから!さん、いのみちおさん、前野さん、小島さん、久保田君、御崎さん、ブライアン、自分の強力なトレインが形成される。
足の調子もよく、しばらくは順調に進んでいた。
しかし、ブライアンが43km/hの強烈な引きをみせたその時。
ピッキーン!両足の太ももが同時に痙攣。万事休す・・・。
爆走トレインを後ろから見送る。
誰か気づいて、待ってくれないだろうか。
ありえないことを考えながらひたすら回復に努める。
回復後、TTモードに入り、追走を開始。
一時手が届きそうな70mくらいまで詰めたものの
追いつくことはなく、残り35km、むなしいむなしい一人旅となった。
ゴールタイムはたぶん5時間と数分。
目標の一つは達成できた。
意思疎通のできるグループで走ることができることができたのはとても良かった。
一緒に走ってくれた皆さんに感謝したい。
(走行データ)
気温 22~30℃
風速 1~2m/s
距離 156km
時間 4時間38分(休憩を入れて5時間と数分)
平均速度 33.3km/h
平均ケイデンス 94